030742 ランダム
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薬 天 市 場

薬 天 市 場

『近藤譲』

10月7日、サントリホールで「作曲家の個展2004 近藤譲」に行ってきた。
現代音楽を4曲。

不思議な曲だった。簡単に言うと、時代劇のBGMみたいな曲みたいな。
この点に関しては、一緒に言った友達も大河ドラマの曲みたいと言ってた。

しかも、特徴的だったのが、ほとんどが、1回音をだすと、1つの音程でしか鳴らさない。
つまり、普通バイオリンなら、指ををめまぐるしく動かすけど、
一回の右手の動きに対して、左手も一回。
1音程の長い音。その羅列。

だから、クラシックみたいに、10秒間ぐらいでここがかっこいいとか、
感動するとかそういう音の流れが無い。
曲全体を見ないと、どーいうもの見えてこない。


個人的には普通のクラシックの方が好きだけど、
こーいうものを1度くらい聞いとくのもいいいのかなと思った。


あ、安い席を買ったら、ステージの横上の部分だった。
(つまり下にオーケストラがいる)
そーいう席は初めてで、感じたこと。

オーケストラの音が完成していない曲、完全に交じり合う前の音が聞こえる。
右の耳から鉄琴が聞こえるし、左からはピアノが聞こえる。
そいうふうに、完成体じゃないオーケストラの音を聞けたのは新鮮だった。

それと、指揮者と鉄琴演奏者の顔が両方見える位置。
タイミングを合わせるときに、2人が闘ってるのが伝わってきた。



あたりまえのことなんだけど、
同じ会場にいても、場所によって音の表情が違うことを知った日。








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