『近藤譲』10月7日、サントリホールで「作曲家の個展2004 近藤譲」に行ってきた。現代音楽を4曲。 不思議な曲だった。簡単に言うと、時代劇のBGMみたいな曲みたいな。 この点に関しては、一緒に言った友達も大河ドラマの曲みたいと言ってた。 しかも、特徴的だったのが、ほとんどが、1回音をだすと、1つの音程でしか鳴らさない。 つまり、普通バイオリンなら、指ををめまぐるしく動かすけど、 一回の右手の動きに対して、左手も一回。 1音程の長い音。その羅列。 だから、クラシックみたいに、10秒間ぐらいでここがかっこいいとか、 感動するとかそういう音の流れが無い。 曲全体を見ないと、どーいうもの見えてこない。 個人的には普通のクラシックの方が好きだけど、 こーいうものを1度くらい聞いとくのもいいいのかなと思った。 あ、安い席を買ったら、ステージの横上の部分だった。 (つまり下にオーケストラがいる) そーいう席は初めてで、感じたこと。 オーケストラの音が完成していない曲、完全に交じり合う前の音が聞こえる。 右の耳から鉄琴が聞こえるし、左からはピアノが聞こえる。 そいうふうに、完成体じゃないオーケストラの音を聞けたのは新鮮だった。 それと、指揮者と鉄琴演奏者の顔が両方見える位置。 タイミングを合わせるときに、2人が闘ってるのが伝わってきた。 あたりまえのことなんだけど、 同じ会場にいても、場所によって音の表情が違うことを知った日。 |